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小児心臓血管外科 診療部長
山岸 正明
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「京都府こども病院」の愛称で府民に親しまれている京都府立医科大学附属小児疾患研究施設は、昭和57年に全国初の大学付属こども病院として設置され地域医療に貢献してきました。その外科第二部門として設置された小児心臓血管外科では先天性心疾患に対する外科治療を行っており、その手術数は昨年(平成13年)で135例と大学病院では全国で5本の指に入る症例数となっています。また病院を受診される子供さんは京都市内、府下だけでなく滋賀県、大阪府、兵庫県、三重県、さらには近畿圏以外の福井県、石川県など広い範囲にわたっており、その内容も新生児重症例から成人の先天性心疾患までバラエティに富んでいます。
当科では現状に妥協せず常に手術成績の向上のために創意工夫を続けることをモットーとしており、数年前までは救命困難と考えられていた特別な心臓病の子供たちも含めて多くの子供たちが安全に手術を受けていただけるようになっています。左心低形成症候群に対する多段階手術(ノーウッド手術、グレン手術、フォンタン手術)の成功、特に多脾症に対するノーウッド手術(2例)は世界でも初の報告例となりました。また人工心肺手術時の血液透析の併用や肺高血圧症例に対する術中肺保護など手術法だけでなく補助手段の改良にも取り組んでいます。
医療費削減と少子化に伴い、小児医療を取り巻く環境は厳しいものとなっていますが、数少ない小児心臓外科専門施設の特徴を生かして更なる発展を図り、先天性心疾患の子供たちの一助になればと考えています。 |
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